

【社会】在宅死 看取って実感、命の重み 北里大・新村拓教授[朝日新聞]
命が希薄になってきている。その原因の一つとして「病院死」があるだろう。すべての死が同じではないが以前であれば病院にかかれない人もたくさんいて、自宅で徐々に衰え最後の時を迎える。最初は起き上がれくなくなり、食事がとれなくなり、意識がもうろうとしてきてそして呼びかけても返事がなくなる。その過程を経て火葬して葬儀をあげる。でも、今は、病院の病室に軟禁状態で好きなことも話せず、会いたいときにも会えない。具合が悪くなったことは電話で聞き、亡くなったら死後の処置は病院任せなので、まるで買ってきたかのような「遺体」に対面する。確かに、人間のとって最も尊厳があり、学び考える機会が失われているようですね。ぜひ、新村教授のエッセイをお読みください。
【社会】「ちょい悪」血圧、ご用心 脳卒中などの危険が倍に[朝日新聞]
「このくらいなら大丈夫かな」というのは、人間だれしも持つ感情です。入院してくる患者さんにアナムネをとると、昔から血圧を指摘されていたとか、血糖が高いといわれていたことはあったなどと返事が返ってくることも決して珍しくはありません。まあ、これらが脳卒中や心筋梗塞その他の病気に関連があることはほとんどの方が知っています。問題は、「知っているけどやっていない」ですね。まるで地球温暖化防止のようなキャッチフレーズですがどう意識させるかが今後の大きな課題でしょう。
【医療】専門医制度…学会ごとに基準 質の保証が課題[読売新聞]
日本は、医者が少ないのに専門医が多い。この文だけ読むと、日本人の医者は非常に高度な医療技術を持つ集団のようにとれますが、アメリカのように医者はたくさんいるけど専門医は少ないという文のほうが実際には、質の高さが読み取れます。確かに乱立する専門医は、誰のための制度かわからなくしますし、その基準も非常にあいまいのようですね。患者さんから見れば「〇〇専門医」と書いてあれば「この先生はすごいんだ」といやがおうでも期待します。期待にこたえられる医療を行いたいですね。
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【社会】45億円赤字、累積769億円 県病院事業[神戸新聞]
累積769億円ですか・・・なかなか大きい数字ですね。まあ、赤字が減っても45億円というレベルで積み重なっていったのでは太刀打ちできません。ただ、ほかの病院では、巨額の赤字をひっくり返しているところもあるようです。そういった経営改善により病院はまだまだ健全化の道が残っています。そのためには、病院はお金があるという幻想は捨てなければいけません。病院はつぶれないだろうという気持ちもきっとあるでしょう。個人個人が本気になれば、769億円だってきっとひっくりかえせると思いますよ!
【医療】妊婦の予防接種「赤ちゃんに効果」…インフルエンザ[読売新聞]
まあ、胎盤で母親と赤ちゃんはつながっているから不思議ではないですが実際に効果として表れるとそれを生かさないのはもったいない話です。ただ、日本の厚労省は許していないですね。とはいっても、どんな薬害が隠れているかわかりません。確かにインフルエンザは怖いものですが、少し慎重なくらいでいいのかもしれません。
【呼吸】吹矢で楽しく肺を強化[読売新聞]
吹き矢とかカラオケでもしない限り、そんなに深呼吸をする機会はないでしょう。深呼吸が肺にとっていいだろいということは予想するに難しくありませんが、その機会を捻出するのがなかなか難しかったものと思います。スポーツ吹き屋は、ゲームとしても楽しいと思います(視覚の効果が出ますからね)。多くの病気を予防していくために、こういったゲームを生かしてできると長続きもするだろうし、コミュニケーション効果もあるはずです。全国に広まってほしいですね。ねんりんぴっくとかでやっているのかな?
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【9月17日(水)】
【医療】糖尿病患者 専門医に集中[読売新聞]
戦後60年ちょっとで急激に変化する食生活、そして人類が今までに体験したことのない高カロリー、それに耐えることができず、糖尿病が爆発的に増えており、それに伴い合併症の患者さんも増えています。目、腎臓、神経というのが3大合併症と言われてましたが血管に対するダメージが大きく、結局全身病ですね・・・。感染はしやすくなるし、術後の傷は治りにくくなる。挙句の果てに心筋梗塞に対すら鈍化させる・・・。他人ごとではありません・・・。
医療ミス】県立広島病院で医療ミス 動脈傷つけ70代患者死なす[産経新聞]
気管切開後のトラブル(事故抜管)の対処でミスが起こり結果的に患者さんが亡くなってしまったようです。気管切開直後というのは道がきちんとできておらず、事故抜管されると非常にトラブルが多くなります。誤挿管による縦隔気腫なんてのも決して少なくはないでしょう。詳しくはわかりませんが患者さんが不穏を起こしふいに抜かれてしまったのかもしれませんし、固定が甘かったのかもしれません。それはわかりませんが、気管切開を行ってから数日間は、最もトラブルが多い時だと覚えておく必要がありますね。
【社会】医療費:75歳以上で全額無料化 東京・日の出町[毎日新聞]
いいまちづくりをされていますよね。税金収入をきちんと確保し、そのうえできちんとしかるべき対応をとる。確かに予防できる病気はありますが基本的に好きで病気になる人はいませんし、年を重ねれば当然病院に行く機会も増えます。無料だからと言って無駄な医療を行わないように目を光らせる必要はありますが、それでもありがたいですね。破たんしないよう、せっかくの制度を育てていければ・・・と思います。
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【基礎】カエルの体内で心臓・膵臓を作製…東大チームが成功[読売新聞]
まるで3面記事です。生き物をタンパク質の塊ととらえれば理解できるのかもしれませんがわれわれが平平凡凡と過ごしている間に世の中は確実に未来に向かって歩んでいるのですね。もっとも組織の異常増加や変化が腫瘍だとすればその性質をうまく利用すればその変化すら調節できればこういうことも可能なのかもしれません。近い将来、カエルやその他の動物が人間の臓器のスペックになることは間違いのない話ですね。
【医療ミス】茨城・医療考:第1部・子どもの命を守れ/2 県立こども病院 /茨城[毎日新聞]
医療には、大きく分ければ「救急」と「専門」に分かれると思います。つまり「今」何かしないと死んでしまう救急医療と今すぐに死ぬわけではないが、専門病院としての高い技術が必要な専門医療、どちらも人の命を助けようと頑張っているわけですからどちらもないがしろにはできません。どっちのほうが大事ということはないわけです。そこで「県立」のこども病院としての在り方が問われるわけですが意見は、分かれているようです。ただ、高度な専門医療が必要とされているこどもを毎日見ながら、そのほかにも全面的に救急も受け入れようというのはさすがに難しいでしょう。県が明確な方針を打ち出す必要がありそうです。
【医療】医師と患者 心の橋を架けるのは[朝日新聞]
心の通った医療を・・・おそらく8割以上の医療従事者がそう思っているはずです。そして普段はつっけんどうな医者ですら半分くらいはそう思っているのではないかと思います。しかし、実際には患者さんにはそうは思われてはいないでしょう。いいわけにはなりますが、実際に「やりたくてもできない」環境があります。今医療従事者に求められるのは、強い精神力です。学ぶべきものは年々増えますし、制度も複雑になる。医療従事者と患者さんがお互いの立場が理解できる機会があるといいのですが・・・。いずれにしても「教育」が必要そうです。
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【救急】『時間外料金』新設へ 前橋赤十字病院救命救急センター[東京新聞]
時間外に病院にかかると3990円ですか・・・。巷の相場から考えるとやや高い気もしますししばらくの間は、病院の受付や看護師は大変だろうなぁと思いますが、それでも効果はあるでしょうね。できれば、1次救急機関と提携して紹介してあげれば患者さんもそれほど起こらないでしょうけど、具合が悪いときは頭にくる方も少なくないのでフォローアップも検討する必要はあると思います。もし、3990円かかっても今そこでかかりたいというなら、その患者さんを担当したスタッフに割り当ててほしいですね。実際に苦労するのは現場のスタッフだし、現場のスタッフを守るのがこの制度の目的ですからね。
【医療】高血圧でも医療機関「受診しない」が4割――脳卒中に関する意識調査[ケアマネジメント]
逆にいえば、高血圧の患者さんは多くの動脈系の疾患の予備軍ですから、その4割にメスを入れられれば多くの疾患が予防できることになりますね。とは言ってもそう簡単にはいかないと思うのは、日常の病院を見ていれば予想するに難しくありません。予防できるものは予防する。もし、定期的に受信しなければ保険料の徴収をアップするとかしてもいいと思います。予防できる病気で命を失うのは大きな損失ですし、医療従事者が疲弊しますからね。年一回の健康診断、そして予防的治療を制度として進めてほしいです。
【医療】りんどう:救急救命の技磨け /熊本[毎日新聞]
厳しいですけど必要なものだと思います。特に救急隊は、病院の医師や看護師に比べると圧倒的に「実践」が少ないです。そのため、学習しても経験があまり積み重ならないのでなかなか自信につながりません。JPTECなど現場を想定した訓練もそうですが、イメージトレーニングとしては有効です。市民に見てもらうとさらにいいでしょうね。本当に困ったときに困らないように・・・。
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