

出直し看護塾の青柳です。
AGが正常の代謝性アシドーシスです。
正常値は、12±4mEqです。重炭酸イオンの減少がCl-で補われている場合は、AGが正常であり、高Cl性アシドーシスとも呼ばれるそうです。
腸管から消失するものとして、下痢や小腸液、膵胆管液の漏出があります。また、急速輸液を行うことで希釈性アシドーシスや高カロリー輸液が原因となるもの、高炭酸ガス血症からの回復期にも見られるようですが詳細は、わかりません(私は・・・)
代謝性のアシドーシスが疑われても、AGを見れば上記がわかります。急速輸液や不意に始めた高カロリー輸液は見逃されがちなので、AGを気にする癖は付けておきたいものです。
次回は、AGが減少する代謝性アシドーシスに進みます。
ごきげんよう。
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青柳智和
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出直し看護塾の青柳です。
今日は、AGが増加する代謝性アシドーシスです。
16mEq 以上で増加していると判断されます。重炭酸イオンが減少してる場合に、Cl-が補ってくれない場合にAGが増加します。乳酸アシドーシスの場合、AGの増加は重要な所見になります。
後は、酸の産生が亢進している場合があります。内因性に増加している場合もありますし、外因性に投与される場合があります。乳酸やクエン酸、リン酸、硫酸などがあるようですね。他にも、糖尿病性ケトアシドーシス、アルコール中毒、飢餓によるケトアシドーシス、乳酸アシドーシスなどがあります。
他には、酸の排泄がうまく行かない場合がありますね。腎不全です。腎不全になると尿毒症性アシドーシスとなります。後は、中毒物の摂取も考えられます。サリチル酸中毒、メタノール中毒などがあるようです。
病態が難しいですが、代謝性アシドーシスでAGが上昇している時に少し気にしてみてみてください。
なお、AGが増加している場合には ⊿(デルタ)AGというものを計算します。AGが23mEq/Lだとすると、実測値から正常値を引けば⊿AGが出てきますので23-12で11mEq/Lだけ何らかの酸が溜まっていると言う事になりますね。
ちょっとややこしいですね。次回は、AGが正常の代謝性アシドーシスに参ります。
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出直し看護塾 青柳です。
本日は、代謝性アシドーシス Metabolic Acidosis です。
最近何かと流行のMetabolicって「代謝性の」って言う意味だったんですね。
Hso3-代謝の結果、一次性にHco3-が減少する病態を代謝性アシドーシスというそうで、必ずしもpHが低いとは限らず、また呼吸性アシドーシスがあって、代謝性の代償としてHCO3-が増加しているものも含まない。
代謝性のアシドーシスの原因として HCO3-の喪失過多、H+の過剰蓄積、もしくは排泄障害があり、その診断に先日紹介したアニオンギャップを使用します。
AGが増加する代謝性アシドーシス、正常の代謝性アシドーシス、減少する代謝性アシドーシスがありますので次回以降、順次紹介して行きます。
さて、このたび看護系の情報を集めたポータルサイト「看護どっと合言葉」の運用を始めました。
一応、現在は試験運用でして来年4月から本格運用を考えております。
その中で、看護師が書いているブログや看護師が管理しているホームページを紹介しております。
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出直し看護塾 の青柳です。
今日は、AG;Anion Gap アニオンギャップです。
正常値は、12±4 mEqということになっていますが、何のことかというと陽イオンと陰イオンの総量の差で代謝性アシドーシスの原因疾患の鑑別に有用ということになっています。
陽イオンのことを「カチオン」と呼び、Na+、K+、Ca++、Mg++があります。
ついで陰イオンのことを「アニオン」と呼び、Cl-、HCO3-とまだわかっていない何かがあります。
つまり、陽イオンと陰イオンは比例するはずだが、「アニオンのほうが少ない」ということは、測定できないアニオンがあるはずで、それをアニオンギャップと呼んでいます。ただ、理由はわからないのですがアニオンギャップは、カチオン全部ではなくNa+とアニオンの差を見ているようですね。まあ、Na+以外の陽イオンは絶対量が少ないからでしょうか?(誰か教えて!)
次回は、代謝性アシドーシスに進みますがアニオンギャップが出てきます。もし、?となったら今回のブログに戻ってみてください。まあ、あとは本を読むしかないと思います。アニオンギャップなんてなかなか注目しませんがそのキッカケになれれば幸いです。
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皆さん、お久しぶりです。
少しサボっていました・・・。
さて、今日は呼吸中枢興奮による呼吸性アルカローシスの治療です。
過換気症候群による呼吸性アルカローシスのPaO2は上昇しているため、酸素投与は必要ない。
息こらえや浅く緩徐な呼吸を誘導し、紙袋によるCO2の再呼吸によるPaCO2の上昇を促すことが有効
場合によっては、鎮静など精神状態を安定させる治療が必要 とのことです。
若い女性に多いようですね。救急外来などで家庭等でトラブルを起こして過換気になり苦しくなって受診するといったケースなどが見受けられます。紙袋を使ったCO2の再呼吸を疑問視する声も聞こえてきますが、個人的には安上がりでトラブルも無く(いまいち信用されないのが難点か ^^) よろしいのではないかと感じます。
次回は、アニオンギャップに行きます。
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