

出直し看護塾の青柳です。
今日は、AGが増加する代謝性アシドーシスです。
16mEq 以上で増加していると判断されます。重炭酸イオンが減少してる場合に、Cl-が補ってくれない場合にAGが増加します。乳酸アシドーシスの場合、AGの増加は重要な所見になります。
後は、酸の産生が亢進している場合があります。内因性に増加している場合もありますし、外因性に投与される場合があります。乳酸やクエン酸、リン酸、硫酸などがあるようですね。他にも、糖尿病性ケトアシドーシス、アルコール中毒、飢餓によるケトアシドーシス、乳酸アシドーシスなどがあります。
他には、酸の排泄がうまく行かない場合がありますね。腎不全です。腎不全になると尿毒症性アシドーシスとなります。後は、中毒物の摂取も考えられます。サリチル酸中毒、メタノール中毒などがあるようです。
病態が難しいですが、代謝性アシドーシスでAGが上昇している時に少し気にしてみてみてください。
なお、AGが増加している場合には ⊿(デルタ)AGというものを計算します。AGが23mEq/Lだとすると、実測値から正常値を引けば⊿AGが出てきますので23-12で11mEq/Lだけ何らかの酸が溜まっていると言う事になりますね。
ちょっとややこしいですね。次回は、AGが正常の代謝性アシドーシスに参ります。
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青柳智和
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