

出直し看護塾の青柳です。
呼吸療法士の試験も終わり、アクセスが減るかと思いましたがあまり関係なくきてくださいってますね。
さて、今日は呼吸性のアルカローシス Respiratory Alkalosis です。
過換気によりPaCO2が低下することでpHが上昇した状態です。過換気とは、肺胞換気が増えることでAlveolar Hyperventilation といいます。
低酸素血症を伴う呼吸性アルカローシスは、Pao2が低くなるため、さらに換気が亢進されます。特にPaO2が60mmHg 以下では著明に亢進するようです。
ARDSや肺繊維症、肺梗塞等などで換気血流比不均等・拡散障害・シャントなどをきたしている場合に出現します。この場合は、換気はいいわけですので「低酸素」を是正してあげる必要があります。ただ、CO2ナルコーシスには注意が必要ですね。 で、低酸素が是正されてくると過換気も改善するようですのでこの辺も注意してみてみるといいかもしれません。
次回は、呼吸中枢の興奮による呼吸性アルカローシスに進みます。
では、ごきげんよう。
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青柳智和
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出直し看護塾の青柳です。
明日は、いよいよ試験ですね。あまりお役には立てませんでしたが一応(中途半端ながらも)受験対策をしてきたのもから応援のメッセージを・・・。
「自分を信じてがんばれ。」
吉報お待ちしてます(^^)
↓自分へのご褒美として優雅な年始はどうでしょうか?2万円は高い?僕は、カニアレルギーなんで食べれませんがうまそうだなぁ。実家に送ってやるかな。たまには。
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出直し看護塾の青柳です。
今日は、呼吸性アシドーシス(Respiratory Acidosis)です。
何らかの原因で肺胞換気が障害されるとPaCO2が増加し、pHが低下する。
肺胞低換気( Alveoler Hypoventilation )ということですね。CO2の産生量自体は通常変化はないはずです。そしてPaCO2が1mmHg上昇するごとにpHが0.01下降します。PaCO2が貯まれば貯まるほどpHが低下してアシドーシスになって行きます。そうすると緩衝系が動き出します。つまり代償性の因子 HCO3-が増加すればpHの低下は補正されます。
この辺は、よく天秤の絵が書いてあります。著作権の関係で出せないのですがもう一度本を見てみてください。
まあ、簡単に言うと、CO2が貯まってくるとCO2のほうの天秤が重くなりだんだんpHがアシドーシスに傾いてくる。だから、HCO3-も重くして天秤の吊り合いをとるということです。では、どうやって重くするかというとHCO3-は、腎臓でその働きをしてくれます。ただ、これは慢性的な働きですので急性期は間に合いません。
そのため、急性の呼吸性アシドーシスの場合は、挿管して換気によってCO2を飛ばしてpHを元に戻してますね。場合によっては、メイロン®など重炭酸を入れる場合がありますが、最近はいきなりは使われなくなってきているようです。
逆に、PaCO2が100でも、pHが7.35前後に落ち着き日常生活を送っている人もおられます。
それは、慢性呼吸性アシドーシスで「必ず」HCO3-が35とか40とかえらい高い数字になっているはずです。
たぶん、この相関図も本に載っていると思います。私の資料では、PaCO2が120mmHgでも、HCO3-が50あればpHは、7.4±0.05の範囲内にあることになっていますね。
人間は、ゆっくりゆっくりならかなりの変化に耐えられるけどいきなりは厳しいということですね。心タンポナーデなどもそうでした。そういえば、「こころ」だってそうです。恋人にいきなり「嫌い」といわれると相当厳しいですが、徐々に距離が離れていけばそうでもないですよね・・・(^^)
話を戻します。
COPD(慢性閉塞性呼吸不全)などの患者さんであり、換気に問題がありますが、腎臓による代償が行われた結果、pHの天秤が平衡になっていることになります。
メカニズムの話をするとたぶんややこしいのかもしれませんが、臨床では最低限これだけ知っていれば問題ないと思います。(詳しいことはわかりません)日常で意識すれば必ず理解できると思います。臆せず挑戦してみてください。
次回は、呼吸性のアルカローシスに行きます。 では、ごきげんよう。
最近、髪のダメージが気になりだしています・・・。男性でもいいのかな?
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出直し看護塾の青柳です。
今日は、重炭酸〔HCO3-〕です。
格好よく言うとBicarbonato〔バイカーボネット〕というようです。
これは、代謝性のpHの変動の指標で正常値は、23~28m mol/l で代謝性の異常を示します。
低値の場合は、代謝性アシドーシス
高値の場合は、代謝性のアルカローシス ということになります。
重炭酸は、緩衝系であり、体内のpHを正常値に保つために極めて重要な働きをしています。
組織が代謝活動を行うとCO2や固定酸などによる酸性負荷がかかります。するとpHは、アシドーシスに傾くわけですが、そのときpHを安定させるのが緩衝系( Buffer System )で、重炭酸はCO2となり、呼吸器から排泄されたり、重炭酸イオンとして腎臓より排泄されます。
うまいことできてますよ。45億年の歴史を感じます。
では。
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出直し看護塾の青柳です。
さぼり気味ですいません。
ベースエクセスという言葉を聞いたことがあると思います。今日は、その話です。
ベースエクセス〔BE; Base Excess 〕とは、代謝性の塩基障害の指標であり、正常値は0±2meq/L です。
正常な緩衝塩基〔BB; Buffer Base 〕からの変動値を表しますで換気によって平衡させた血液のpHを7.4に戻すのに必要な酸(塩基)の量です。
BEが過剰だと「代謝性アルカローシス」
BEが減少していると「代謝性アシドーシス」 ということになります。
病棟などで血液ガスを測る場合、チケットをただ医師に渡すだけでなく数値を見て自分で考えて、それから医師に渡して評価を確認すると実力がつきますよ。
まずは、BEだけでも見てみてくださいな。
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