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2006/11/11 (Sat)

出直し看護塾の青柳です。

今日は、Alkaremiaです。

何らかの原因で血液中のpHがアルカリ性に傾いている状態ですね。

pHは、7.45以上の状態で、生体内の酸が減少しています。

原因としては、アシドーシス同様「呼吸性」と「代謝性」があります。

呼吸が原因のアルカローシスは、呼吸性アルカローシスと呼び、代償機構は腎臓のHCO3-の産生が低下することです。呼吸が原因で二酸化酸素が体内から消失しているわけですので、二酸化炭素を入れてやればいいわけです。いわゆるペーパーバックですね。

逆にHCO3-が上昇することでアルカローシスになっている場合は、代謝性アルカローシスと呼びます。この場合は、換気を抑えてPaCO2を高値にする必要があります。

次回は、過剰塩基に参ります。ごきげんよう。


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2006/11/10 (Fri)

出直し看護塾の青柳です。

今日は、Acidemia(アシデミア)です。

アシデミアとは、血液ガスを測った時にpHが、7.35以下になっていることを示します。

原因としては、大きく分けますとPaCO2の高値(45mmHg以上)とHCO3-(23mol/L以下)となります。

PaCO2が上昇したものを呼吸性Acidosis(アシドーシス)、

HCO3が低下したものを代謝性Acidosisといいます。

アシドーシスとは、pHが、酸性に傾いている状態で難しい言葉を使うと揮発酸・固定酸が増加している状態となります。このままでは、死んでしまうますので何らかの対応が必要になります。

人間には、恒常性(ホメオスターシス)というものがあり、常に一定の状態にとどめてくれる力があります。

たぶん、我々も日常生活を営むにあたり、揮発酸・固定酸が増加することはあったはずです。そのときに、代償機構として呼吸性アシドーシスの場合は、腎臓が働き、HCO3を増加させ、pHを元に戻す働きをしますし、代謝性のアシドーシスに傾けば、過換気になって二酸化酸素を吐き出し、pHを元に戻しているはずです。

つまり、何らかの作用により恒常性を保って元気に生きているわけですが、それが病気などの原因により急激に起こったりするとpHがバランスを崩して「急変」するのでしょうね。

急性のアシドーシスだけを理解しようとしてもなかなか難しいと思いますが、今後話しを進めていくにあたりもう一度読み直していただけるときっとわかると思います。

私も、難しいことはわかりませんが、呼吸管理に最低限必要なことを書いていきたいと思います。

アシドーシス・アシデミアは、どちらも「酸性」を意味しますが厳密には同義語ではないようです。

アルカローシス・アルカレミアも同様です。 「Demia」とは、「血液中の~」という意味らしいです。

明日は、アルカレミアについてです。ごきげんよう。

 

 


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2006/11/09 (Thu)

出直し看護塾の青柳です。

大気圧は、760mmHgでそのうち水蒸気が47mmHgで残りの713mmHgがガス成分です。

で、713のうち酸素は149mmHg、窒素が564mmHg、残りが二酸化炭素などです。

ここで、大事なことは酸素は大気中には149mmHgということです。(150mmHgという教科書もありますね)

で、体が必要としているのは酸素だけです。では、具体的にはどの細胞がどれくらい必要かということになりますが、エネルギーを作る細胞の中のミトコンドリアに1~2mmHgあれば(届ければ)ガス交換は正常ということになりますが、ミトコンドリアのガス分圧は測れないので測りやすい動脈血のガス分圧を指標にしているというわけですね。その場合、最低でも60mmHgは、必要なので我々はいろいろやって60mmHgをKeepしているというわけです。

そう考えれば、血液ガスが少し身近になりませんか?

ならない?

次回は、pHについて言及していきます。

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2006/11/07 (Tue)

こんばんは。

出直し看護塾の青柳です。

今日は、なかなか理解に苦しむ血液ガスです。難しいですよね。最初は、必要と思われる言葉の定義をおさらいしましょう。私からひとつ提案があります。今まで問題形式でやって来ましたが問題形式とタイトルにあわせた内容を記載するのどちらがよろしいでしょうか?

とりあえず、問題は無しで。

言葉の定義

含量・・・ある単位の中に含まれている量

分圧・・・761mmHg(大気圧)のなかのO2(CO2)の圧

飽和度・・・○○%

O2とCO2は、連携しており、C02はO2より含量が大きく分圧と含量が比例関係(分圧を上げればあげるほど含量が増加)にあるが、O2は、比例関係にない。(O2は、含量が決まっているため)

この連携は、肺のガス交換ではCO2を放出することでO2を取り込みやすくしている

O2は、基本的に酸素に結合しいるが、溶存しているO2もわずかにある。しかし、わずかであるためガス交換能はないものと考えてよい。

C02は、ヘモグロビンと結合しているものは、わずかであり、このCO2をカルバミノCO2と呼ぶ。CO2は、普通HCO3として存在するか、溶存している。

という感じです。

次回から徐々に各論に入って行きます。

 

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2006/11/06 (Mon)

出直し看護塾の青柳です。

呼吸療法士の試験まであと2週間をきりましたね。ここからが正念場です。頑張りましょう。

 今日は、APRV(Airway Pressure Release Ventilation )

      BIPAP(Biphasic Positive Airway Pressure )  です。

何でもPEEPレベルが二つあり、それらを一定時間繰り返す換気様式ということになっています。改良されたCPAPであり、(     )の増大と(     )をできるだけ低く保つことができる。

APRVは、低いPEEPの持続時間が短く、BIPAPは長いと定義されています。

コンプライアンスの低い肺は、(      )も高くなりますので、PEEPが必要になる。このような症例に対してCPAPだけでは、(       )が生じる恐れがあり、CPPVやSIMVでは気道内圧上昇に伴う合併症の恐れがある。よって、Weaningの過程としても使いやすい。頻呼吸の症例でも、(         )を少なくすることが可能である。となっています。

答え

これらは、なかなか定義が難しくいまいちピンと来ません。私は。

何でもPEEPレベルが二つあり、それらを一定時間繰り返す換気様式ということになっています。改良されたCPAPであり、( 換気量 )の増大と( 気道内圧 )をできるだけ低く保つことができる。

APRVは、低いPEEPの持続時間が短く、BIPAPは長いと定義されています。

コンプライアンスの低い肺は、( 気道内圧 )も高くなりますので、PEEPが必要になる。このような症例に対してCPAPだけでは、( 肺胞低換気 )が生じる恐れがあり、CPPVやSIMVでは気道内圧上昇に伴う合併症の恐れがある。よって、Weaningの過程としても使いやすい。頻呼吸の症例でも、( ファイティング )を少なくすることが可能である。となっています。

臨床で使うには、気道内圧は低く抑えられ、肺理学とのマッチングがいいので個人的には大好きです。

だんだんこの辺になってくると難しいですね。

う~ん、そのうち人工呼吸のセミナーを企画します。呼吸器の天才がいるので・・・。

人工呼吸編、人工呼吸器のモード編、グラフィックモニター編の3本立て

一回3時間  5000円くらいなら皆さん、水戸まで来てくれますか? レスポンスあれば本当に企画します。

人工呼吸編は、一応これでおしまいとなります。次回からは、そうですね。「血液ガス」編に行きましょう。

では、ごきげんよう。

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