

電気的除細動の適応となる不整脈はどれか.
1.期外収縮 2.心室細動 3.脚ブロック 4.房室ブロック
答え 2 ★☆☆
解説 電気的徐細動の適応を聞いています。
徐細動とは、「細動;細かい動き」を「除く」と書きますね。とすれば、問題の中では「心室細動」しかありません。心電図とその特徴を覚えておく必要も当然ありますが、電気的徐細動とは、「電気を使用して細動を除く」治療法だということがわかれば比較的簡単です。ただ、他の3つの不整脈がどういうものがわからないと迷ってしまいますので、全ての不整脈の定義は知っておく必要があります。
それぞれ解説しますと、「1、期外収縮」は、本来のタイミングはでない時に心房もしくは心室が収縮するものを指します。R-R間隔、P波の有無(形)とQRSの幅で判別できます。大きく分けると「心房性」と「心室性」ですが少しややこしい「房室接合部性」というものもあります。 「2、心室細動」は、心室が細かく震えてしまう動きを示す心電図で危険な不整脈です。電気的徐細動の適応になりますね。非常に大事なので確実に覚えましょう。ちなみに心房が細かく震える「心房細動」という不整脈もあります。同じく電気的徐細動が適応になりますが、字が似ていますので気をつけましょう。「3、脚ブロック」は、心室内の電気の通り道である「脚」がブロックされる不整脈で徐細動の適応にはなりません。 「4、房室ブロック」は、Ⅰ度・Ⅱ度・Ⅲ度と分かれますが、いずれも電気的徐細動の適応にはなりません。
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青柳智和
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