

第95回
AM 78
全身麻酔後の気管チューブ抜管直後に注意するのはどれか.
1.筋反射低下
2.吃 逆
3.呼吸抑制
4.肺塞栓
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シンキングタ~イム
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答え 3 ★☆☆
解説 なかなかイメージしにくいかもしれませんが非常に大切なことです。
気管チューブを使用した全身麻酔であると筋弛緩薬を使用しております。
呼吸がしっかりしてから気管チューブの抜くのが普通ですが、
それでも呼吸抑制をきたすことがあります。
全身麻酔後は、意識がはっきりするまで呼吸状態の観察が必要です。
筋反射の低下も筋弛緩薬により低下しますが、普通はリバースと言って
抗コリン薬を使用して筋弛緩薬の作用を戻してから気管チューブを抜きます。
リバースを使用するのは、筋弛緩薬の中の「非脱分極性筋弛緩薬」という
種類の薬を使用した時だけです。臨床にいないと理解することは難しいと
思いますが卒業後には必要とされる知識の一つです。
吃逆は、普通は出現しませんし、出現しても一過性であれば問題ありません。
全身麻酔の合併症の一つとして「肺塞栓」がありますが、気管チューブの抜管との関連はありません。
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青柳智和
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