

第95回 AM87問
大腸ポリープの内視鏡的切除を受けた患者がその日の夜,顔面蒼白で,
激しい腹痛を訴えて救急外来を受診した.
考えられるのはどれか.
1.瘻孔形成 2.腸管癒着 3.裏急後重 4.腸管穿孔
♪♪♪
シンキングタ~イム
♪♪♪
|
答え 4 ★★☆
解説 実際に想定される問題です。大腸ポリープを内視鏡的に切除したということが
確実にわかっていればそこが原因で腸管穿孔を起したということは比較的容易にわかると思います。
また、内視鏡を施行した場合、患者さんに「まれに、こういうことがありえる」と話しておくと
症状出現時に早期に病院を受診でできますのでそういった対策も必要です。
この場合、急性腹膜炎に進行し、診断・治療が遅れると命に関わることも十分考えられます。
瘻孔は、腸管に炎症があるとそこにできることがありますが慢性的なものですぐにできることが
ありません。また、腸管癒着は開腹手術により、腸管がくっついてしまうことです。
ひどくなるとイレウス状態になり、手術が必要になる場合があります。
裏急後重(りきゅうこうじゅう)とは、しぶり腹(テネスムス)のことで便意はあるのに
便は出ないか少量でそれが頻回に起こります。急性腸炎等下痢を伴う疾患で出現します。
'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:'゜☆
∴・∴・∴・∴・∴・∴∴・∴・∴・
株式会社 ひとりガウン
http://www.hitorigown.com/
青柳智和
∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:'゜☆。
♪♪♪
このブログは、看護どっと合言葉
http://kango.aikotoba.jp/ に登録されています
♪♪♪
PR
この記事にコメントする