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2006/10/03 (Tue)

さてさて、今日は少しややこしいです。

とは言っても、皆さん意識はしていないかもしれませんが確実に「経験」しています。

 

高二酸化炭素換気応答とは?

低酸素換気応答とは?

 

はぁ?と感じるかもしれませんが少し考えてみてくださいな。

 

 

 

 

さて、答えです。いきなりこっち来てません?本読んでます?

まず、高二酸化炭素換気応答ですが、運動によって酸素消費量が増加すると二酸化炭素の産生量も増加する。すると、血液中の二酸化炭素分圧(PaCO2)が上昇する。PaCO2の上昇に対する生体の反応は「換気量の増加」であり、PaCO2の増加分に対する換気量の増加分を測定し、呼吸中枢の機能評価をする。

これが、高二酸化炭素血症に対する「換気」の「応答」なんですね。

 

同様に低酸素性換気応答も、低酸素(PO2)の低下に対する換気量の変化として捉えられ、反応性の評価には「換気量」が用いられる。

まあ、二酸化炭素が多いもしくは酸素が足りない状態に対して「換気量」を自動的に増やすことができる能力が備わっているということですね。で、その指標には「換気量(一般には分時換気量)」が用いられるということです。

難しいことではないですよね。

ただ、神経筋疾患や低栄養、伸展製(コンプライアンス)が低下している場合などはこの限りではないと。まあ、だから急変するんでしょうけど・・・。

呼吸調節機構は、かなり複雑で私にはよくわかりません。

化学受容体には中枢性受容体と末梢性受容体がある。

中枢性受容体は、第4脳室底にあり、二酸化炭素の情報をつかさどる

末梢性受容体は、頚動脈洞に位置し、低酸素の情報をつかさどる。(二酸化炭素の急激な変化に対しては反応するらしい)

 

また、機械刺激受容体として、肺あるいは胸郭の大きさや胸腔内圧を感知して呼吸運動中枢へ呼吸運動の大きさを情報として送り、また異物や刺激性ガスの吸入侵害刺激の情報も伝達する。

人間ってすごい。

ちなみに呼吸中枢は、「延髄」です。

今日は、結構勉強になったのではないでしょうか?

では、ごきげんよう。

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           青柳智和   
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