

出直し看護塾 あおやぎです。
質問を受けましたので、回答します。呼吸療法認定士の受験対策で疑問を持ったそうなのですが、私も全くわからず、調べました。で、せっかくなので皆さんで知識を共有しようと思いアップさせていただきます。
①能動輸送 ②濾過 ③二次性能動輸送 ④促通拡散 ⑤受動拡散
はっ? 全くわけワカメ~。
①能動輸送 Active Transport
物質の輸送には、受動的な拡散過程と能動輸送の2つのタイプがある。前者は濃度勾配およ膜の電気化学的勾配にしたがって行われエネルギーを消費しないのに対し、後者は濃度勾配及び膜の電気化学的勾配に逆らって行われ、エネルギーを必要とする。 一般に拡散よりも反応が速いが、低温あるいは代謝阻害剤で抑制される。また、共通の輸送経路を持つ場合、競合の現象が見られる場合があるなどの特徴がある。
②濾過 Filtration
多孔性媒体(濾材)を通して固体と液体または固体と気体を分離する作業。 濾材として用いられるものには「紙・布・ガラス綿・素焼板」などがある。 濾過後に濾材に残った固体を残渣といい、通過した液体を濾液という。
③二次性能動輸送
イオン、糖、薬物、アミノ酸などの低分子物質を濃縮したり輸送するために、細胞の各所 で各種の輸送タンパク質が働いている。その中では、二次性能動輸送系と呼ばれる 輸送システムが主流である。二次性能動輸送系とは、ある物質(プロトンやナトリウム イオンのことが多い)の濃度勾配のエネルギーを利用して、別の物質(糖、アミノ酸など等) を能動的に輸送するシステムのことである。こちらを参考にしました。http://tinyurl.com/y27bya
④促通拡散 Facilitated diffusion
物質を輸送する担体(Carrier)が存在し、物質がキャリアーに結合して輸送される。輸送体(トランスポーター)を使う受動輸送。 検索は、こちら。http://tinyurl.com/ye4ar8
⑤受動拡散 passive diffusion
溶質の濃度勾配に基づき細胞膜を通過する。ほとんどの薬物分子は高濃度部位(例,消化管液)から低濃度部位(例,血液)へ単純拡散によって膜を通過して輸送される。薬物は体循環によって急速に除去され,大容量の体液および組織に分配されるので,血中の薬物濃度は投与部位の濃度と比較して最初は低くなり,大きな濃度勾配が生じる。拡散の速度はこの濃度勾配に直接比例しており,分子の脂溶性,イオン化の程度,分子サイズ,吸収面の面積に依存している。細胞膜はリポイドであり,脂溶性の薬物は比較的脂溶性が低い薬物より急速に拡散する。小さな分子は大きな分子より速やかに膜に浸透する傾向にある。
一応定義を羅列しました。個人的にもよくわかりません。ただ、言葉の定義は大切です。試験の際、知らない言葉が出てくるとあせりますので一応抑えておきましょう。
ちなみに、問題集に載っていた問題はこちらです。
『肺胞のO2が、肺毛細管内の血液に移動するのに関与するものを選びなさい。』
①能動輸送 ②濾過 ③二次性能動輸送 ④促通拡散 ⑤受動拡散
答えは、⑤受動拡散らしいです。 難しいですね。
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株式会社 ひとりガウン
http://www.hitorigown.com/
青柳智和
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