

出直し看護塾の青柳です。
HCO3-の代謝の結果、1次性にHCO3-が増加する病態を代謝性アルカローシスといいます。
pHの増加は、酸素ヘモグロビン解離曲線を左方移動し、末梢組織で酸素の解離を障害する。
H+の喪失(嘔吐・胃液の吸引)、アルカリ投与、細胞外液濃縮(利尿薬による水分とNaCl喪失)や、低カリウム血症(細胞内シフト)などが原因のようです。
アルカローシスの弊害として、
心血管系・・・細動脈収縮、冠血流低下、狭心症発作誘発、難治性上室性不整脈、心室性不整脈など
代謝・・・嫌気性糖代謝亢進・有機酸産生・低カリウム血症・血清イオン化カルシウム低下など
中枢神経系・・・脳血流低下・テタニー・痙攣・気力低下・混迷・昏睡など
アルカローシスは、アシドーシスと比べて軽視する傾向があると思いますが、上記の弊害を見ると決して侮れませんね。気をつけていきましょう。
さて、呼吸療法編~血液ガス~も簡単ではありますがざっと進めてまいりまして詳しくは述べられませんでしたが、「何がわかってて、何がわからないのか」には気がついていただけたと思います。
このブログが全てではなく、これをきっかけに教科書を開くことを目的としていますのでそれなりにお役に立てたのではないかと思います。
呼吸療法も少し飽きてきましたので、ここで少しおもむきを変えますね。そうですね、私は頭が弱いので・・・間違った・・・脳神経に関する知識が弱いので弱点克服のために「脳神経」を出直すことにします。
少し充電期間(遅くても来週)をおいてまた始めますので、またいらしてください。
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青柳智和
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出直し看護塾の青柳です。
今日は、AGが減少する代謝性アシドーシスです。
どんな疾患があるかしか紹介できませんが、
陽イオンを呈する異常蛋白の蓄積(多発性骨髄腫のIgG)や、高カルシウム血症、高マグネシウム血症、血清アルブミンの低下などがあるようです。
AGをいきなり理解するのは難しいと思います。原因がよくわからないけどとりあえずアシドーシスという時には、AGを思いだいして注目してみましょう。
アシドーシスの弊害をまとめます。
心血管系・・・心収縮力低下、細動脈拡張、静脈収縮、肺血管抵抗増加、心拍出量低下、血圧低下、腎・肝血流低下、催不整脈、カテコラミン感受性低下など
呼吸・・・過呼吸・呼吸筋力低下・筋疲労・呼吸困難
代謝・・・代謝亢進・インシュリン耐性・嫌気性糖代謝抑制・APT産生低下・高カリウム血症、蛋白分解
神経中枢・・・細胞容量調節障害、意識低下
などです。いずれも厄介な状態ですね。なんでもそうですがアシドーシスは、早めに発見、早めに治療が必要ですね。
次回は、代謝性のアルカローシスに行きます。
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出直し看護塾の青柳です。
AGが正常の代謝性アシドーシスです。
正常値は、12±4mEqです。重炭酸イオンの減少がCl-で補われている場合は、AGが正常であり、高Cl性アシドーシスとも呼ばれるそうです。
腸管から消失するものとして、下痢や小腸液、膵胆管液の漏出があります。また、急速輸液を行うことで希釈性アシドーシスや高カロリー輸液が原因となるもの、高炭酸ガス血症からの回復期にも見られるようですが詳細は、わかりません(私は・・・)
代謝性のアシドーシスが疑われても、AGを見れば上記がわかります。急速輸液や不意に始めた高カロリー輸液は見逃されがちなので、AGを気にする癖は付けておきたいものです。
次回は、AGが減少する代謝性アシドーシスに進みます。
ごきげんよう。
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今日は、AGが増加する代謝性アシドーシスです。
16mEq 以上で増加していると判断されます。重炭酸イオンが減少してる場合に、Cl-が補ってくれない場合にAGが増加します。乳酸アシドーシスの場合、AGの増加は重要な所見になります。
後は、酸の産生が亢進している場合があります。内因性に増加している場合もありますし、外因性に投与される場合があります。乳酸やクエン酸、リン酸、硫酸などがあるようですね。他にも、糖尿病性ケトアシドーシス、アルコール中毒、飢餓によるケトアシドーシス、乳酸アシドーシスなどがあります。
他には、酸の排泄がうまく行かない場合がありますね。腎不全です。腎不全になると尿毒症性アシドーシスとなります。後は、中毒物の摂取も考えられます。サリチル酸中毒、メタノール中毒などがあるようです。
病態が難しいですが、代謝性アシドーシスでAGが上昇している時に少し気にしてみてみてください。
なお、AGが増加している場合には ⊿(デルタ)AGというものを計算します。AGが23mEq/Lだとすると、実測値から正常値を引けば⊿AGが出てきますので23-12で11mEq/Lだけ何らかの酸が溜まっていると言う事になりますね。
ちょっとややこしいですね。次回は、AGが正常の代謝性アシドーシスに参ります。
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出直し看護塾 青柳です。
本日は、代謝性アシドーシス Metabolic Acidosis です。
最近何かと流行のMetabolicって「代謝性の」って言う意味だったんですね。
Hso3-代謝の結果、一次性にHco3-が減少する病態を代謝性アシドーシスというそうで、必ずしもpHが低いとは限らず、また呼吸性アシドーシスがあって、代謝性の代償としてHCO3-が増加しているものも含まない。
代謝性のアシドーシスの原因として HCO3-の喪失過多、H+の過剰蓄積、もしくは排泄障害があり、その診断に先日紹介したアニオンギャップを使用します。
AGが増加する代謝性アシドーシス、正常の代謝性アシドーシス、減少する代謝性アシドーシスがありますので次回以降、順次紹介して行きます。
さて、このたび看護系の情報を集めたポータルサイト「看護どっと合言葉」の運用を始めました。
一応、現在は試験運用でして来年4月から本格運用を考えております。
その中で、看護師が書いているブログや看護師が管理しているホームページを紹介しております。
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