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2006/11/14 (Tue)

出直し看護塾の青柳です。

今日は、重炭酸〔HCO3-〕です。

格好よく言うとBicarbonato〔バイカーボネット〕というようです。

これは、代謝性のpHの変動の指標で正常値は、23~28m mol/l で代謝性の異常を示します。

低値の場合は、代謝性アシドーシス

高値の場合は、代謝性のアルカローシス  ということになります。

重炭酸は、緩衝系であり、体内のpHを正常値に保つために極めて重要な働きをしています。

組織が代謝活動を行うとCO2や固定酸などによる酸性負荷がかかります。するとpHは、アシドーシスに傾くわけですが、そのときpHを安定させるのが緩衝系( Buffer System )で、重炭酸はCO2となり、呼吸器から排泄されたり、重炭酸イオンとして腎臓より排泄されます。

うまいことできてますよ。45億年の歴史を感じます。

では。

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2006/11/14 (Tue)

出直し看護塾の青柳です。

さぼり気味ですいません。

ベースエクセスという言葉を聞いたことがあると思います。今日は、その話です。

ベースエクセス〔BE; Base Excess 〕とは、代謝性の塩基障害の指標であり、正常値は0±2meq/L です。

正常な緩衝塩基〔BB; Buffer Base 〕からの変動値を表しますで換気によって平衡させた血液のpHを7.4に戻すのに必要な酸(塩基)の量です。

BEが過剰だと「代謝性アルカローシス」

BEが減少していると「代謝性アシドーシス」  ということになります。

病棟などで血液ガスを測る場合、チケットをただ医師に渡すだけでなく数値を見て自分で考えて、それから医師に渡して評価を確認すると実力がつきますよ。

まずは、BEだけでも見てみてくださいな。

 

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2006/11/11 (Sat)

出直し看護塾の青柳です。

今日は、Alkaremiaです。

何らかの原因で血液中のpHがアルカリ性に傾いている状態ですね。

pHは、7.45以上の状態で、生体内の酸が減少しています。

原因としては、アシドーシス同様「呼吸性」と「代謝性」があります。

呼吸が原因のアルカローシスは、呼吸性アルカローシスと呼び、代償機構は腎臓のHCO3-の産生が低下することです。呼吸が原因で二酸化酸素が体内から消失しているわけですので、二酸化炭素を入れてやればいいわけです。いわゆるペーパーバックですね。

逆にHCO3-が上昇することでアルカローシスになっている場合は、代謝性アルカローシスと呼びます。この場合は、換気を抑えてPaCO2を高値にする必要があります。

次回は、過剰塩基に参ります。ごきげんよう。


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2006/11/10 (Fri)

出直し看護塾の青柳です。

今日は、Acidemia(アシデミア)です。

アシデミアとは、血液ガスを測った時にpHが、7.35以下になっていることを示します。

原因としては、大きく分けますとPaCO2の高値(45mmHg以上)とHCO3-(23mol/L以下)となります。

PaCO2が上昇したものを呼吸性Acidosis(アシドーシス)、

HCO3が低下したものを代謝性Acidosisといいます。

アシドーシスとは、pHが、酸性に傾いている状態で難しい言葉を使うと揮発酸・固定酸が増加している状態となります。このままでは、死んでしまうますので何らかの対応が必要になります。

人間には、恒常性(ホメオスターシス)というものがあり、常に一定の状態にとどめてくれる力があります。

たぶん、我々も日常生活を営むにあたり、揮発酸・固定酸が増加することはあったはずです。そのときに、代償機構として呼吸性アシドーシスの場合は、腎臓が働き、HCO3を増加させ、pHを元に戻す働きをしますし、代謝性のアシドーシスに傾けば、過換気になって二酸化酸素を吐き出し、pHを元に戻しているはずです。

つまり、何らかの作用により恒常性を保って元気に生きているわけですが、それが病気などの原因により急激に起こったりするとpHがバランスを崩して「急変」するのでしょうね。

急性のアシドーシスだけを理解しようとしてもなかなか難しいと思いますが、今後話しを進めていくにあたりもう一度読み直していただけるときっとわかると思います。

私も、難しいことはわかりませんが、呼吸管理に最低限必要なことを書いていきたいと思います。

アシドーシス・アシデミアは、どちらも「酸性」を意味しますが厳密には同義語ではないようです。

アルカローシス・アルカレミアも同様です。 「Demia」とは、「血液中の~」という意味らしいです。

明日は、アルカレミアについてです。ごきげんよう。

 

 


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2006/11/09 (Thu)

出直し看護塾の青柳です。

大気圧は、760mmHgでそのうち水蒸気が47mmHgで残りの713mmHgがガス成分です。

で、713のうち酸素は149mmHg、窒素が564mmHg、残りが二酸化炭素などです。

ここで、大事なことは酸素は大気中には149mmHgということです。(150mmHgという教科書もありますね)

で、体が必要としているのは酸素だけです。では、具体的にはどの細胞がどれくらい必要かということになりますが、エネルギーを作る細胞の中のミトコンドリアに1~2mmHgあれば(届ければ)ガス交換は正常ということになりますが、ミトコンドリアのガス分圧は測れないので測りやすい動脈血のガス分圧を指標にしているというわけですね。その場合、最低でも60mmHgは、必要なので我々はいろいろやって60mmHgをKeepしているというわけです。

そう考えれば、血液ガスが少し身近になりませんか?

ならない?

次回は、pHについて言及していきます。

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